虚数(イマージナリー・ナンバー)という数字を知っているか?
数学などで、『実際には存在しない数字』の事。
x,yなど、計算上でそう“仮定”すると、計算がしやすい数字だ。
『複素数』などもこれに入る、はずだ。(おそらく)
“仮定”が出来ない人間は非常に面倒だ。
『仮に◯◯として…』と想定して、話が進まない奴がたまにいる。
実数(現状)しか、認められない人間は、仮定ができない。
『◯◯という事が起きたら?』
『◯◯だとしたら?』
それが“仮定”出来ないと、人間は想像ができない。
想像できないから、対応が出来ない。
そして、己の“望まぬ現状”を想定できない。
人間はいつ、“最悪”に陥るか、向き合う事になるのか、分からない。
俺は、それが少し分かる。
まさか“あんな病気”になると思わなかった。
頭の中を何度も“開ける”とは思っていなかった。
俺の頭にはいつも“まさか?”、“もしかして?”という“虚数”かある。仮定がある。
無いものは対応が出来ない。交渉もできない。
いつも安易な“相手”としか、交渉できない。
己の“範囲内”でしか、動けない。
哀しみさえ感じる。素数(感情)のままに、動く(計算)しているやつは、永遠に“答え”を出せない。
プランを審議するとき、私はいつも「晴ればかりではない。雨が降ったときどうなる?」と聞きます。これに対して、調子のいい答えを返す人間は信用できない。数字の裏づけがあってこそ強靱なプランといえます。
とある経営者、数学者(?)の言葉だ。
仮定出来ない人間に、虚数が分からない人間に、実体はつかめない、という事…。
というような事を、昨夜ドリアを食べながら、思っていたかも。(ほろ酔い?)