某転職サイトの転職フェアに行ってきた。
テレビＣＭでよくみるやつ。 「…俺、やっぱ今の会社辞めるわっ」ってやつ。
昨日、急遽事前申込した💦
だが、正直期待はしていなかった。夏にも参加したが、比較的若者向けの転職フェアで、俺のような
おじさんの需要が少ない。
参加企業も前より“応募”できるところが少なくとも思えた。
だが８（９）連敗中の俺だ。
この際、どんなチャンスも等しくアタックしておくべきだろう。
４社以上の会社と面談すると、1000円分のデジタル報酬を貰えるし…。
、
で、何で俺が８（９）連敗しているか、わかったような気がする“出会い”があった。
磐田にある、プレス加工の会社の話を聞いた時だ。
対応してくれたのは、その会社の重役だった。
さらに、その方も現在介護中らしく、俺のように介護中らしい。
「大変だよね～」と“同情”してくれた。
俺は少し嬉しくなった。気持ちをわかってくれる人がいるのは、嬉しい。
だが、その次に話した言葉が忘れられない。
「…お父さんを“どうにかしないと”、キミ（俺）、働けないんじゃないの？」
カチン💢ときた。
“どうにか”は何だ？
親父に死ねと言うのか？
この人は介護経験者らしいが、俺も同じように介護しているのに、その“苦しみ”が分からないのか？💢
ど、同時に俺がこの前の面接で何で不採用なのか、わかってきた。
もし俺を雇ったとして、もしも「父の調子が…」と早退したり、休んだらどうか？
非常に迷惑た。
だが、『父親の介護』と聞いて、無理やり出勤させるわけにはいかない。後々大問題になる。
それを会社側は渋るのだ。
口では「…大変だな」などと言いつつも、内心「…コイは雇っても“休まれる”な…」、そして「介護を“タテ”に休まれたら、こっち（会社）も強く言えないな…」と俺を見ていたのかもしれない。
しかも、俺自身も病気（脳腫瘍）を経験。
俺は“リスク”が高い？
こんな“ややこしい”奴（俺）、雇うか？
会社という組織は、とにかく“個人の正当性”を嫌う。“組織の理論”で動く人を喜ぶ。
俺が『介護』や『病気』を主張したら、それには従わざる得ない、それが嫌なのだ。
タテマエとして同情はする。
だが、“こちら”には入ってきて欲しくないのだ。
ここまで受けて不採用だった企業は８（９）社。
その中で俺が親父の介護の必要性を面接で言ったのは４（5）社。
その全てで“同情”された。
そして落とされた…。
当たり前だ。“組織（企業）の論理に従えない”可能性、それもその理由が“仕方ない”（介護）俺は雇うのに、リスクが多い。
だから、ダメだったんだ。
（残り４社は俺の実力不足…）
しかも、だ。
俺も勘違いしていた。
以前、テレビで観た両足のない女性が、その障害を利用しつつ、たくましく、したたかに生きているのを観て、俺は『“状況”を利用しているな』と感心した。
それで、俺も俺の状況を“利用”しようと思ってしまった💦
親父の介護、俺は病気…。
そんな状況に“同情”を引こうと思っていたのはある。
『同情されるのは嫌い』と言っておきながら、やはりそう思ってくれる他人の“優しさ”に“甘え”ようとしていなかったか？
事実、このフェアの面談でも『親父の介護が必要』と口走り、“同情”してくれたら、内心ほっとしていた。
バカだった。
これがダメだったんだ。
誰もが同情はする。親が介護、自分の病気などと言えば、「大変だな」となる。
だが、そこまでだ。
“それ”が組織の理論の“効かない”理由と思われ、敬遠される。
組織は、組織の「仕方ない」を押し通すが、個人の「仕方ない」を嫌う。
そうだったのだ。
あの“織物会社”も散々俺に同情した。
同情したが、入社、となると話は違う。“色んな事情”で会社の意向に添えない、しかも、その理由が“正当性”（介護）という奴（俺）を雇うはずがない。
何かあれば「親父が…」という人間を、しかも40代のおじさんを雇うか？
「…可哀想だけど」「…御縁がなかったようで…」となる。
この面談（磐田のプレス会社）のお偉いさんの態度でわかった。
“介護アピール”はマイナスだ。
それがわかっただけでもこのフェアにきた意義があった。
しかも、デジタル報酬も貰えた（1000円）
収穫はあったな…。
これも含めて、考えていこう。
ちょっとわかってきたぞ？
