鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

プロレス心理学57 ロス インゴベルナベス デ ディネーロ

昭和の大横綱、輪島が亡くなった。

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俺は現役時代はあまり知らないが、引退後『生ダラ』でよく観たなぁ。

そんな輪島は以前、プロレスをしていた時期がある。(全日本プロレス)
輪島自身は、"忘れたい過去"のようだろうが、輪島がタイガー・ジェット・シンとのデビュー戦はなかなか鮮烈だった。

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輪島のプロレスデビューには、どうも"金銭問題"がチラつく。
大相撲引退後、相撲協会に借金していたようだ。
その借金を全日本のG馬場が"肩代わり"する代わりにプロレスラーになったのでは?

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プロレスにはこうした金銭問題が時折、現れる。
第二次UWF、SWSなど、プロレスラーの退団、"引き抜き"には金💰の匂いがする。

だが、『金💰を稼ぐ』のは、人間のごくごく普通の行動であり、社会に出たらまず考えるのが、『どうやって金を稼ぐのか?』である。

『お金の為』は前回も書いたが、物凄く分かりやすい"social relevance assessmentは(社会的適合評価)"である。

「お金を稼ぐ」「お金を得る」事は、あらゆる物事に優先される。
正解には『優先されて然るべき』である。

プロレスの勝敗は、事前に決められている。
レスラーは二人(ないし、四人)で観客を興奮させる。
興奮し、満足した観客は次の試合のチケット🎫をまた買ってくれる。

まさに『金の為』である。

だが、プロレスが"試合"という"形式"をとっているので、必ず勝ち"役"と負け"役"が存在する。

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『お金の為』とは言え、負ける事(ジョブ)を受け入れなくてはいけない。

だから、同じ負けなら、報酬💰の高い方が良いに決まっている。

プロレスが『勝敗の決まっているショー』である以上、そこで『闘い』というショーを見せるレスラーが求めるものは、勝利では無く、報酬(お金👛)だ。

何故なら、お金は大事だからだ。

『お金が大事』

これに勝てる理論、信念はなかなか無い。

惨めな敗者、嫌われる悪役、派手に技を受けて敗れるレスラー…。

皆、お金をくれるから、やるのだ。

我々もそうでは?

嫌な仕事。
キツい仕事。
頭に来る同僚、嫌味ばかりを言う上司…。

逃げ出したくなる職場も、給料(お金💰)を得るためならば、我慢できる。

我慢出来ない人間に金💰は得られない。

組織で働き、我慢し、給料✨💰✨を得ている我々は、まさに"金💰の奴隷"だ。

例えばここで『俺(私)はお金なんかいらないよ』と言ったらどうなるか?

何度も書いているが、人間は自由だ。
何をしても良いし、何を話しても、思ってと、考えても、信じても良いのだ。

『お金が要らない』というのであれば、お金を得なくても良い。
つまり、嫌な仕事はいくら積まれてもやらない。キツい仕事もしない。頭に来る同僚や上司はブン殴る。他者に対する尊敬の念など微塵も持たない。

その考え方は、社会にとって大きく間違っている。

だが、「お金は要らない」と言う人間を規制することはできない。金💰以外を求める人間には、金💰以外を表さないといけない。

だが、「お金は大事」という考えにとらわれている人間からすれば、「お金なんか要らない」という人間をどうすれば、規制させるか分からない。

だから、そういう考えの人間に近付かない。
あれこれと嫌がる人間でも「お金の為なら…」と言う人間は御しやすい。支配下に入れやすい。
なぜなら、お金を与える限り、その人間は自分の"配下"であるからだ。

これほど便利な"道具"はない。
それ(金💰)を得るためには、あらゆる理不尽を我慢してくれる。
信念を曲げてくれる。

だから、『お金の為』は、物凄く分かりやすい"social relevance assessmentは(社会的適合評価)"である。

『人として』や『社会人として』に匹敵する心理的な"縛り"になる。

嫌がったり、自分に従わないヤツには「…じゃ、給料✨💰✨はやらん」と言えば良いのだ。

これに耐えられる人間はなかなかいないだろう。(俺も…)

だから何でも『給料はいらん!』と言え、というわけではない。
お金の話をチラつかせる人間は得てして、こうした誰かを"支配したい"という人間の意図が見える事を理解しておく、という事だ。

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お金は欲しい。

だが、嫌な人間とは付き合いたくない、嫌な仕事はしたくない。
ならば、金💰は入ってこない。

その覚悟を持つべきだろう。

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金💰を欲しがらない奴を規制するのは難しい。

『ロス インゴベルナベス デ ディネーロ』
(お金で制御不能な奴ら)

貧しさを覚悟するなら、人は自由だ。
それが嫌なら我慢をするしかない。