『コンテナ荷降ろし』が昼間に終わり、俺はすぐに帰宅。
今日は、他に行かなくてはならない場所がある。
職場見学を依頼した織物工場だ。
今日の午後から予約を入れていた。
手早く昼食を済ませ、着替えて自宅を出た。
…スマホの着信を見ておくべきだった(後悔💦)
予約時間の20分前に着いてしまった。(なら、スマホを見ろ、俺!)
今日の見学は俺以外にも見学者がいる予定だ。
工場の前で待っていたら、工場の“お偉いさん”(専務)が俺を見つけて、待合室(会議室)へ入れてくれた。ありがたい。来るのが早すぎたか?(…たから、スマホを見ろ、俺!)
その専務と少し話が出来た。
話好きな方のようでかなり気さくに話しかけてくれたのが、印象的だった。
10分もして他の見学者が集合。
会社説明が行われた。
採用担当者が話出した。
驚いた事にした今回の応募は『欠員補充』ではなく、純粋に『新しい社員(力)』が欲しからのようだ。
ここはどう見ても、いわゆる“町工場🏭️”なのだが、人手不足ではなく、“新しい技術者”を欲しているようだ。
前の工場🏭️は明らかに人手不足。だから、俺みたいな“ノロマ”も雇ってくれたのだろう。
たが、ここは量より質を重視。
国内外の有名メーカーからの発注もあり、新しい社員が欲しいようだ。
ならば、俺みたいな45のおっさんより、もっと若い奴の方が採用されやすい?
女性の見学者も多かった。女性の方が繊細だから技術者に合っている?
午前中の『コンテナ荷降ろし』の事が頭を過った。
そして、工場内の見学。
工場長は俺くらいの男性👦
この歳になったら、みんな“それなり”のポジションに付くのだ…。
また自分が惨めに思えてきた。
作業は大型機械(織物)や染色機を使う複雑な仕事。
やりがいはありそうだが、俺はミスが怖かった。
最後に個別面談を受けて来た。
俺が気になったのは『介護休暇の有無』と『作業の複雑さ』だった。
親父の状態が何とも言えない今、“不足の事態”(考えたくないが…)が起こらないとは限らない。
いきなり“介護休暇申請”なんて事も今はあり得る。
採用担当者が言うには、「あるが、今まで申請された事はない」らしい。通常の“休暇”で対応しているらしい。
…これは俺には少し不安だ。
次に『作業の複雑さ』について質問した。
俺の頭には、夏に辞めた“あの工場”の“評価”がこびりついている。
俺のような“バカ”が作業についていけるのか?
不安だった。
採用担当者の話では『ノルマは無い』『だが、品質は維持したい』『決して“コツコツ”、“黙々”という仕事ではない』『サポートはある』という事だった。
ノルマ無しはありがたいが、本当か?
俺としてはひたすら“機械と向き合う”仕事が良いのだが、そう“都合良い”仕事は無い。
かなり“本音”の見える話が出来た気がした。
簡単な現場ではないようだ。
俺などに出来るか?
“欠員補充”ではないので、かなり“選考”されるだろう。
病気(脳腫瘍)を患い、口の不自由な俺など相手にされるだろうか?
だが、“チャレンジ”してみたくなった。
問題や課題はある。
だが、それで“尻込み”していたら、俺は“変わらない”
もう“バカ”にされるのは慣れただろ?
応募できるだけ、してみようと思った。
ダメなら書類選考で落とされるし、面接は2回もある(担当者⇒社長?)
やるだけやってやれ。“go for broken”(当たって砕けろ@マサ斉藤)である。
そして、「迷わす行けよ、行けば分かるさ」(@猪木)でもある。
一度帰宅し、そんな気持ちでアクトシティ浜松の“ハロワ”へ忙しいだ。
あそこは午後六時まで開いている。
…俺はこの時と自分のスマホを見ていなかった💦
ハロワに滑り込み、「今日見学した工場に応募したい」と伝えた。
相談員は少し戸惑っていたが、紹介状を作ってくれた。
『コイツ、焦ってんなー』と思っただろう。
俺は、ここ意外に…、
ネットワーク整備(バイト)⇒書類選考中
障害者支援(正社員採用あり)⇒書類選考中
2ヶ所も書類選考中である。
これで3ヶ所め。
かなり焦っているのは事実だが、ここまでの経緯からこれくらい応募しないと、俺の“将来”は危うのだ。
…俺は、ここで書類選考中の会社の事を思い出した💦(遅)
…そして。【続く】