朝起きて、実家に向かった。
昼前に着くと、両親が庭に出ていた。
親は数日前の抗生物質投与から体調が良いようだ。
入院中も特に変化はなく、俺は安心している。
だが、身体の動きが回復はしない。
まだ尿は漏らすし、末期ガンはそのまま、肺も片方が死んだまま。
安泰なのは、まずは良かったが、おそらくこのまま、元通りにはならないだろう。おしっこ臭いし…。
帰ってきた俺に、さっそく母が「畑の雑草🌿を取って欲しい」と頼んできた。
身体の動かない親父では無理。
母は庭の草むしりと洗濯で手一杯。
仕方ない、ここは長男の俺がやるしかない。
ツナギに着替え、ゴム長靴を穿き、軍手をして、近くの畑へ。
それほど雑草🌿は多くないが、溝沿いの草🌿🌿がかなり伸びている。
それをひたすらむしり、バケツにぶち込んだ。
隣家の畑から伸びてきたオナモミと“オトビ”(ひっつき虫=コセンダングサ?)がめちゃくちゃ付いてきた。
…取るのに一苦労。
無心で草🌿をむしっていたら、急に思い出した事があった。
俺、“とある会社”に出した履歴書に、“直前の工場🏭️”の記載を忘れていた!
忙しくて“以前”のデータ(職歴)のまま、送ってしまっていた…。
こりゃ、もう無理だ。
調べたら、俺の“嘘”がすぐ判明する。
完全に俺のミス。嘘をつきたかったわけではないが、あの履歴書では書類選考で“落とされる”な。通るはずがない。
思い出したよ💦
…だが、先週の「障害者手帳は?」という連絡からして俺は、もう諦めていた。
“あの会社”は変わらない。相変わらずだ。
他人を“組織”の理論で、平気に傷付けてくる💢
…これで良かったのかも?
下手に採用されていたら、また“コキ使われ”るだろう。
馬鹿馬鹿しい。
だが、ここで“とある考え”が浮かんでしまった。
これは“反撃”になるか?
二時間ほど雑草🌿を除去し、落胆と“くっつき虫🌿”だらけになり、昼に自宅に戻った。
昼食を食べながら、父が「クビのシコリがなくなった」と嬉しそうに言ってくる。
確かに入院前と比べたらだいぶマシだが、まだ頬やクビは膨らんでいて、親父が喜ぶほどに俺は安堵できない💦
さらに母から、まだ甥っ子が学校に行ってない事を愚痴っぽく聞いた。
俺は、近くにある甥っ子の家(弟宅)に電話した。
…出ない。
甥っ子が一人で留守番中で“居留守”を使ったか?
仕方ないので、歩いていて弟宅に向かい、チャイムを鳴らすが、誰もいない💦
家族で出掛けている?
不在ならしょうがない。
甥っ子を“励まし”、“教えて”やりたかったのに。『他人の評価など聴くに値しない』と…
なんか、疲れた…。