鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

2023 9/7 ① 座るおじいさん

話は前後するが、昨日(9/6)の話だ。

 

ハロワからの帰り、スデニ雨が降りだしていた。

雨雲レーダーでは、浜松市は後数時間で大雨☔だった。

 

俺は帰り道を急いでいた。

 

野口町の路地に入った時、おじいさん👴が住宅の壁にもたれて座っていた。

雨の中である。

傘を持っていたが、開いておらず、ずぶ濡れだった。

 

俺と何度か目線か合い、顔が見つめあった。

 

そのまま去ろうとしたが、数メーター進んで戻った。

心配になったのだ。

昨日の介護の日雇いの記憶が強かったのかも。“弱って”いる人には手を差しのべたくなった。

 

俺「大丈夫? た、立てないのか?」

👴「あー、大丈夫、大丈夫」

俺「家、どこで?」

👴「あ、もう少し先だよ…」

俺「た、立たせる?」

👴「大丈夫だよ」

俺「本当? もうすぐ、お、大雨た、だぜ?」

👴「あー、大丈夫、大丈夫」

俺「立てないのか、かな?」

👴「大丈夫。ありがとね」

俺「傘は?」

👴「これ、杖代わりなんだよね…」

俺「なら、た、立たせようか、か?」

👴「ありがと。でも大丈夫だよ」

 

俺が何度も立たせようとしたが、おじいさんは頑なに断ってきた。

雨☔はどんどん激しくなる。

おじいさん👴はしきりに「大丈夫」と言って、そこから動かない。

 

俺は、仕方なく、その場を離れた。

かなり後ろ髪を引かれた。

振り返ってみると、まだおじいさんは地べたに座ったまま…。

(本当に大丈夫かな?)

 

そのまま、帰宅した。

幸い、その後、雨はそこまで大降りにならなかった。

 

おじいさん👴は立てられたのか?

無理にでも立たせたり、送らなくて良かったのか?

…心配になった。

 

こうした時は無理にでも立たせたり、手伝うべきだったのかな?

地面から“何か”を見ていたのかな?