鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

派遣録 34 “地獄の”イベント手伝い、その後。

『家電配送』はヤンキーがうるさく、『倉庫ピッキングは仕事の募集(応募)自体が、あまり無い。

 

そんな時、よく入った派遣現場が『イベント手伝い』だった。

イベントの設営、撤去、時には運営などをする。裏方だ。

 

イベントは様々。

浜名湖花博会場、企業の夏祭り、、アーティストのコンサートスタッフ、サッカー、アクトシティ浜松での企業の催し物、ゴルフ大会のサポートとかもあったな。

工場現場の休憩場作りとかもあった。

 

これが大変だった💦

特に撤去

何故か、いつも時間が制限されていてとにかく「早くしろ!」と怒鳴られた。

 

あれは高丘のとある大工場(と書くと、もうどこか丸分かりだと思うが…)の夏祭り(納涼祭)の撤去をした時の事。

 

撤去を請け負ったイベント会社(?)の社員がとにかく怒りまくっていた。

撤去には撤去する“順番”があるらしく、それを少しでも間違ったりするとよく怒鳴られた。

同じ現場に入っていたシモちゃん西田が柱を落としたテントの屋根布を剥がそうとすると、社員に怒られていた。

 

それを見た俺は(…テント布は後からかだな?)と理解し、担当していたテントの骨組みから先に外そうとした。

すると今度は「屋根布からだろ!💢」と同じ社員に怒られた。

驚いた俺は、「屋根(布)は後からでは?」と尋ねると「うるせぇな💢」と怒られ、これでプチっ💢と来てしまった。

思わず「さっき屋根布を剥がしていた奴らが怒られてましたけど💢」と言い返した。

 

すると、イベント会社の社員は「あ💢」と言って、こちらを睨み付け来た。

俺はどうしてもこういう態度の人間が大嫌いだ。

あの求人誌の連中を思い出す。

 

なので再度同じような事を言ってみた。

 

すると、そのイベント会社の社員は、どこかに電話した。

 

休憩中、俺の携帯に登録していた派遣会社(フルキャリア→仮名)から連絡が入った。

 

何事かと出たら、「鈴木さん、もうそこの現場、いいですよ」と言われた。

つまり「早退しろ」というのだ。

フルキャリアは、理由こそ言わなかったが、俺が社員に楯突いたのが、“反抗的”だと思われたらしい。

つまり、派遣先から派遣会社(派遣元)にクレームが入ったのだ。

 

(…なんて、ケツの穴が小さい奴等だ)と心から思った。

 

だが、フルキャリア(派遣元)の言うとおりにしないと、いけない。今後、どうなるか、それは分かっていた。

 

派遣会社は基本変わらない。求人誌の編集にいた俺はよくわかっている。

第1期でもそうだった。 派遣先に文句を吐いたりすると、そこ(現場)を“クビ”になった。

 

クビだけではすまない。

 

日雇いに関わる人間は、派遣労働者に、とにかく従順で、言うことを聞く事を好む。

まさにロボット。単なる労働力としか見ていない。

現場で派遣先の人間にキレるようなバカ(俺?)は要らない。

 

そういう人間は、働かせない。仕事を与えない。

 

俺は、その日、すごすごと帰宅した。

そして、その後一週間、予約は入れていたが、俺にフルキャリアから仕事の連絡はなかった。

 

そういう事だ。

…逆らう日雇い(労働者)など要らない、という事だ。