鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

派遣録 36 ゴルフ大会 前編

“謹慎”(?)の解けた俺に、フルキャリアが紹介した仕事は『ゴルフ大会』の会場スタッフだった。

 

磐田にある有名カントリークラブで行わなれる女子プロゴルフ大会での会場内の飲食のサポートスタッフだった。

 

当時、女子プロゴルファーが人気を集めていて、この大会には多くのギャラリーが来ていた。

そのギャラリーはゴルファーの組みがラウンドすると、ぞろぞろとついてまわり、途中にあるフードコーナーで食べたり、飲んだりする。

そのスペースで、飲食を提供する。

 

これが大変だった。

まるで津波のようにギャラリーはやってきた。人気女子ゴルファーの組みには、多くのギャラリーが付いて回る。

そして、猛烈に注文してくる。

 

ちなみに、ドリンクは一律500円。

食べ物(焼きそば、ハンバーガー)は一律700円。

それを、俺達日雇い派遣が作っていた。

 

…作っていた、というが、その真実は?

 

ドリンク(コーラなど)は、俺や若い女の子の日雇い派遣が、お客が見えない位置で、安いコーラ缶🥫などから紙コップに移し、氷をぶちこんだだけ。

 

ハンバーガー🍔は、やはり俺と派遣の若い娘が適当に作ったもの。

かなり適当に肉や野菜を挟み、木製の棒を突き刺して、それらしく仕上げた。

作り手でかなり出来上がりは様々。

内心(これで700円?)と思っていた。

 

だが会場は『飲食物持ち込み禁止』だったので、俺達が作ったものが、飛ぶように売れた。

他にはデザート🍦やトンカツ、カレー🍛などもあり、俺はそれらの担当ではなかったが、同じようにかなり適当に作っていたのではなかったか?

 

とにかく嵐のように忙しかった印象がある。

接客な全くない。

とにかく有名な女子ゴルファーがくると、ギャラリーが津波のように来て、凄まじくオーダーが飛びかった。

 

現場で初めて合う派遣の女の子と、苦笑いしながら四苦八苦だった。

 

…そして、この後驚愕な事を目にする。