「鈴木さん?」
ハロワで求人検索の画面を食い入るように眺めていたら、何度か声を掛けられて、後ろから声を掛けられた。
振り向くと、俺が何度かお世話になっている相談員の方だった。
「最近、毎日来てますよね?」
こうも毎日ここに来ていたら、やはり目立つようだ。
おっさんだしな。
「求人、見つからないですか?」と聞かれ、“今、一社だけ書類審査中”というよう事を答えた。
そして、「もう4連敗くらいしていて、かなり参ってます」と泣き言を言った(本当はかなり吃りなごら…)
すると、「なら、こういうものに参加してみては?」と企業説明会などの資料をくれた。
日程的に難しいものもあったが、書類選考がダメなら行ってみたい。
俺は、吃りに気を付けながら謝辞を述べた。
行く、行かないにしても、こうして応援してくれる人がいるのは嬉しい😃
少し元気が出た気がした。
誰もが俺に同情する。
だが、それだけだ。 そうして去っていく。
関わりたくない、と。
頑張って、と。
言うだけ言って、『自分にはそれしかできないから』と言って去る。
お願いすると、『甘え』とか『自己責任』と言って去る。
そんな事して何もしない。
俺もそれで結構だと思ってしまう。
誰も自分の“浮き輪”をくれはしない。
そういうもんだ。
だが、たまに俺に踏み込んでくれる人がいる。
実施的に役立つかどうかは別として、そういう人は稀だ。この応援は嬉しい。
ありがたい。
やはり人は、誰かの応援がないと立ち直れないのか?
昨日から、以前世話になったコーディネーター(派遣会社)に連絡を取ろうか、迷い続けている。
もう俺は限界か?
いや、まだ人に頼るとロクでもないこと(面接無視)になりそうなんだよな?
頭の中で、前の工場の人らと今朝のニュース(フランス・闇バイト強盗?)が巡っている。
この事が何かしらの“契機”になるか?