床を磨いて、ここの仕事も残り2時間だ。
別の上司(課長?)から、廃棄物の撤去を命令され、“同僚”と撤去作業をすることになった。
同僚と言っても、俺と20才以上離れている。
だが、俺は敬語を使っている。
そして、この“廃棄物”が重すぎる。
二人でもなかなか動かない。相当重い。
二人で唸りながら、保管場所まで移動させたが、同じ作業をしていた“同僚”がほぼギブアップ。
「こんなも無理だよ。重すぎるよー」
それは確か。俺も重い。汗だく👕💦
ここの人間は、他人のやることに細かくあれこれと注意するくせに、他人の事を考えない。
これは明らかに詰め込み過ぎ。
しかも今日は廃棄場所までの一部が通行不可。
重さからして、これはかなり厳しいだろ?
何故、そこまで考えてない。
それで人に「トロい」とか「考えろ」というのか?
俺には「他の人の事を考えろ!」などとも言う。
そういう整合性を最後まで感じられなかったな。
しかし、ここでこの廃棄物を放置はできない。
暑い☀️😵💦、そして、動かない。
仕方なく、今度は“年下”の上司(先輩社員)を呼んできた。
この人はグチグチ言いながら、助けてくれる。
少し無愛想だが、こういう人間は日雇い派遣でもよくいる社員だ。俺は好感が持てた。よく注意されたけど。
この時もブツブツ言いながら手伝ってくれた。
こういう人はキャラクターがあるし、登場させやすい。人間性はどうあれ、面白さがある。
で、その“同僚”に休み明けに退職する事を告げたら、いろいろな“裏話”を教えてくれた。俺がもういなくなるから話してくれたらしい。
人間はいろいろだ。
そして、俺はここを辞める。
今日の退勤直前、部長、課長、指導役が集まって何やらひそひそ話。俺の事か?
(アイツ、やっと辞めるらしいぞ)とか(…早く消えろ)くらいに思っているのかな?
たぶんそれに近い感情だろうな。
仕事のできない俺など、早く辞めて欲しいのだろう。
俺はお前らの“奴隷”じゃないぞ。
そして、課長と指導役は部長の奴隷で、その部長は会社の奴隷だ。
この人らはずっとこうして働いていくのだろうなぁ。哀れささえ感じた。
俺は貧乏でも無所属でいいよ。
帰宅前に指導役とまた目が合うが、関わりたくないから気付かないふりした。