鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

#格闘技

プロレス心理学22 "善意"固め2

パワハラを行っている人には、悪意や罪悪感がない。 何故なら、自分は『良いことに(善意)を行っている』と思っているからだ。 自分に従い、自分を敬う事は"善"であり、 自分に従わず、自分を敬わない者はすべからく"悪"である。 だから、選手に悪質タックル…

プロレス心理学21 拒絶のロープワーク

昔、やたらとお願い事をしてくる友人がいた。 「なー、代わりに○○しておいてや」 「俺、出来ないから○○やってよ」 中でも多かったのは、飲み会などの宴会の幹事役の"依頼"だ。 そして、ある時に気が付いた。 この友人は自らは決して幹事をしたがらないのだ。…

プロレス心理学⑳ リスク(責任)とバンプ(受け身)

他人を支配したい"自己ユーティリティ"の高い人間は、必ず『これはみんなの為だ』と"正当性"を主張する。 『利益を受けるのは、自身のみではなくみんなだから、これは間違っていない』 と言いたいのだ。 だから、他人は自分に従うべきであり、他人は自分に支…

プロレス心理学⑲ "信者"たちのプロレス

自尊心(プライド)の高い人間と、"自己ユーティリティ"の高い人間の違いは、"仲間"に対する考え方にある。 自尊心(プライド)の高い人間は、基本的に仲間という存在を認めない。 自分は唯一無二の存在であり、自分と"対等"な仲間などという存在は認め難い。 こ…

プロレス心理学⑱ "お金様"第一主義を捨てろ

長時間勤務、残業代ゼロ、名ばかり管理職、パワハラ…と、まさに"ブラック"を越えて、"暗黒"企業だった俺の会社だったが、何故か、そんな会社にも関わらず頑張って働く人はいた。 人の出入りが激しい会社ではあったが、頑張る社員は結構いた。 俺は1年半で辞…

プロレス心理学⑰ 義務と自尊心

"自己ユーティリティ"の高い人間と、自尊心(プライド)の高い人間は、似ているようで違う。 どちらも他人を"支配したい"、"思い通りにしたい"という点では共通しているが、 自己ユーティリティが高い人間は、 (他人は自分の支配下にいた方が良い)という考えか…

プロレス心理学⑯ ちやほやレストラン🍺🍴

前回、『虚栄心』の話を書いて思い出した事がある。 あれはもう何年も前、ある女性とファミレスで食事をしていた時の事だ。 そのファミレスは俺の自宅の近くだった。 店に入りテーブルに座ると、彼女はあたりをキョロキョロと見回し出した。 俺「ん? どうし…

プロレス心理学⑭ 独善的改善策

俺が大学卒業直後に就職した会社(小売り業)は、いわゆる"ブラック企業"だった。 休みは少なく、"名ばかり管理職"で残業代はゼロ。 周囲には"山師"のような狡猾な人間や、パワハラしかしないクソのような人間しかいなかった。 一年半足らずで退職してしまった…

プロレス心理学⑬ 自己ユーティリティの"ウエスタンラリアット"

人間が、他人の行動、考え、発言を拘束し、自身の支配下に置きたくなり、"小さなグループ"を作りたくなるのは、何故か? こうした他人に対する規制や"決めつけ"の強要を 『自己(自発的)ユーティリティ』 と呼ぶ。 "ユーティリティ"とは、サッカーなどで複数…

プロレス心理学⑪ 他人幻想(ストレンジャーズ・イリュージョン)

他人を支配し、自分の思うようにしたい人間は社会において、どんな行動をとるのか? それは、"自分の為にある小さなグループ"を作る、である。 小さい規模で言うのなら、ママ友サークルや小学生の仲良しグループ。 大きな規模なら、政治家の派閥などがそれだ…

プロレス心理学⑩ 多様性 その2『1995年のインディペンデント』

俺がプロレスを見始めた中学生の頃(1993年あたり)、日本マット界は多団体時代だった。 新日、全日、WAR、FMW、みちのく、大日、IWAジャパン…。 俺の好きなUWFは既に3派(Uインター、リングス、藤原組)に分裂していた。 (のちに藤原からパン…

プロレス心理学⑩ 多様性 その1『唐揚げとヘッドライト』

最近、何かと『多様性』が叫ばれている。 他者のあり方、出自、考え、嗜好。 それは千差万別であり、人間は一人一人違う。世の中には様々な人間がいて、多様な生き方をしている。 それらは否定してはいけないし、できない。 それを否定したり、阻害する人間…

RIZIN福岡 那須川vs堀口?

RIZIN福岡大会、観た。 堀口、強え! 開始4秒の瞬殺KO。 しかも、那須川の立ち技トーナメントに出るという。 確かに空手出身みたいだが…。(那須川も極心だったかな?) 明らかに那須川の"テリトリー"だろう。 マジでやる気か? 本当にエントリーならば…

プロレス心理学⑥ 噛ませ犬

長州力の『噛ませ犬』発言を知っているか? "噛ませ犬"とは、闘犬などで勝たせたい犬に"あえて"、格下の闘犬と戦わせて勝たせ、勝たせたい犬に自信をつけさせたり、"箔"を付けさせる事。 …つまり、『負ける事を前提に組ませた試合』、さらには『勝てる相手と…

プロレス心理学⑤ 裏切り者はいない

人は何故、思い込むのか? 俺が20代の頃から考えている疑問だ。 もちろん、俺自身も思い込みをする。 僅かな情報から、他人や物事を『きっとそうだ』と思い込む。 勝手に確証を持ち、そう断じる。 それが違っていたりして恥ずかしい思いをする。 馬鹿馬鹿…

プロレス心理学④ 純真

思い込みの強い人間がいる。 何かを『きっとそうだ!』と思うと、その考えから抜け出さない人がいる。 その思いに囚われ、信じ込み、それに従い、言動してしまう。 そんな人間は、必ず存在する。 以前、ある現場で働いていた時の事だ。 その仕事の契約期限が…

プロレス心理学③ "前田日明"が好きな人、この指とーまれ。

新日をクビになった前田日明は、新日を辞めた高田ら、旧UWFの選手らと第二次UWFを作った。 その後、その第二次UWFも崩壊し、一人になってしまった前田は、新たな団体『RINGS』を立ち上げた。 俺がプロレスを見始めた頃はちょうどこの頃だ。 前に「…

プロレス心理学② #前田日明の顔面蹴り

俺がプロレスにハマってもう20年以上が経つ。 プロレスは真剣勝負ではない。あらかじめ勝敗が決められていて、その"結末"に向かい、リングの上でレスラーは二人で"協力"して試合を"演じ"ている……、 …らしい。 俺はそんな"打ち合わせ"の場面を見たことはな…

4/9 ソープオペラに負けるな

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180409-00000065-dal-fight レッスルマニア34で、中邑真輔のWWEベビー級王座奪取ならず。 取れなかったか…。 ブック的にはありかと思えたが。 だが、AJとの抗争は続きそうな雰囲気。 観客の後押しもそこそこだった。 …

4/7 『シンスケ・ナカムラ』の価値

4/8に中邑真輔がAJスタイルズのWWEベビー級王座に挑戦する。 もし王座獲得ならば日本人初の快挙だ。 ちなみにWWE王座は、WCW王座を吸収しているが、そのWCW王座はNWA王座を吸収している。…とするなら、馬場、蝶野が過去に獲得している。 何回か書いたが、プ…

新社会人へ⑬(終) 社会という"リング"の敗者

俺がプロレスにハマるきっかけになったのは、プロレスラーの"言葉"だ。 中学の同級生の物真似に刺激され、『全日本プロレス中継』を見るようになった俺は、次第にテレ朝の『ワールドプロレスリング』も見るようになり、同じく『リングの魂』を録画し、毎週出…

新社会人へ⑫ 大仁田の"世界"

「好きなプロレスラーは誰だ?」と聞かれたら答えに困る。 プロレスラーはみんな好きだし、尊敬している。 強いて上げるなら、小橋、ハンセン、蝶野、桜庭…、やはり高田延彦も外せないかな? だが、「嫌いなプロレスラーは?」と言われたら、すぐに上げる事…

新社会人へ⑪ 元"信者"の絶望と幸福Ⅲ

社会になった俺は新卒で入った会社で、"負けまくって"いた。 学生時代に培った経験、自信など何の役にも立たなかった。 社会は俺に冷たく、厳しかった。 『佐々木-川田』戦に総合格闘技の匂いを嗅ぎとった俺は、現実の厳しさに抗いたく、人気が出始めたPRIDE…

新社会人へ⑪ 元"信者"の絶望と幸福Ⅱ

その頃、全日本プロレスのジャイアンツ馬場が言った。 「最近、"シューティング"が流行っているが、あれもプロレスでしかない。プロレスを超えたものがシューティングではなく、シューティングを超えたものがプロレスなんだ」 ここで馬場の言っている"シュー…

3/22 新社会人へ⑩ NWR(New World 礼儀)

俺はよく人から「礼儀がなってない」と言われる。 「…言葉使いがなってない」 「人をナメている」 「偉そうだ」 「何を言っているかわからない」 (は違うか?) …などだ。 だが、俺に言わせてもらえば、別に礼儀を知らないわけではなく、尊敬するべき相手には…

新社会人へ⑧ "善意"固め

数年前、ダーツが流行っていた頃、友人から強烈にそのダーツを薦められた。 数人とネットカフェのダーツコーナーで遊んだ後、その友人から「どう? ダーツって楽しいでしょ?」と聞かれた。 確かに悪くは無い。 しかし、趣味の釣りのように、のめり込むほど…

新社会人へ⑦ "Fooker(フッカー)"

ルー・テーズによれば、"コンテスト"を行っていた黎明期の"プロレス"には3種類のレスラーがいたらしい。 まず、レスリング技術(あくまでも試合を湧かせる為)はあるが、フック(関節技)ができない、"ジャーニーマン"。 彼等は次第にレスリングから離れ、その…

3/13 成田緑夢が銅

平昌パラリンピックで成田緑夢が銅メタル獲得。 やったぁ。

新社会人へ⑥ お願いバックドロップ

タイガーマスクこと、佐山サトルは著書『ケーフェイ』の中で、プロレスの技の数々が相手の協力無しでは繰り出せない事を暴露した。 俺がプロレスにハマるのはこの本が出たかなり後だが、俺はこの本を読む前から分かっていた。 遊びで友達にバックドロップを…

新社会人へ⑤ いつも心に"サミング"を

プロレスの反則技にサミングがある。 簡単に言うと"目潰し"である。 相手の目に指を入れる反則技だ。 本来は、サム(親指)で行うからサミングという。アマチュアレスリングでも反則である。 柔道で目潰しは反則だ。 『なんでもアリ』のUFCでも噛みつき、金的…