鈴木篠千の日記

2度目の移籍。浜松近郊でフリーライターしてます。①日記(普段の生活やテレビの話題と社会考察) ②プロレス心理学(とプロレス&格闘技の話) ③非居酒屋放浪記 ④派遣録(派遣していた&いる時や過去の話)

#格闘技

プロレス心理学48 田村潔司という頑固者

この頃(2000年代中盤ほど)、俺はMMA(総合格闘技)からプロレスに比重を移していた時期である。 PRIDEが崩壊したが、プロレスはまだまだ"冬の時代"であった。 全日本➡Uインター➡MMA➡プロレス、という少し特殊な"格闘技遍歴"を経ている俺としては、プロレスとM…

プロレス心理学47 場外乱闘の"魔力"

プロレスには不思議な展開がある。 "場外乱闘"である。 本来闘うリング"外"で闘うという,よく分からない展開である。 こんなおかしな事はない。 スポーツでは、競技するエリアが決まっていて、そこから出たらならば、試合は停止するのが普通だ。 柔道ならは…

プロレス心理学46 社会とは?

俺が社会という、この掴み所の無いものを意識し出したのは、ブラック企業の部長がよく言っていた「君らは社会人として…」という言葉からである。 子供の頃、同級生や周囲から理不尽な事を言いがかりを付けられると、 (アイツはまだ"子供"だからな…) と、勝手…

プロレス心理学45 思い込みの魔力

例の地元出版社に在籍していた時、不可解な理由で怒られた記憶がある。 確か、年明けすぐの出勤日だった。 課内の話題で『正月休みに何をしていたか?』になり、俺は何気に 「小國神社に初詣に行ってきましたよ」 と言った。 何故か、これに部長がキレた。 …

8/12 軋轢の根元は?

三島市長が駅前の再開発を巡り、NPO団体と対立。 反対するNPOに対し、市長が「殺してくれ」と言い出したらしい。 斬られるパフォーマンスまでしていた。 何故、この市長はここまで駅前ビルの建設を進めたいのか? 建設は微妙なところで、"強行"する必要を感…

プロレス心理学44 忖度と依頼

パワハラをする人間はいわゆる"お願い"が出来ない。 何故なら、自分が他者から"遠慮される"事が"当たり前"であり、自分の周りの人間は自分に従う事が"当たり前"だと、思っている。 もしくは、そんなわけがないから、それが当たり前になる"グループ"を作る。 …

プロレス心理学43 条件

「ややこしい!」 「分からん!」 俺がブラック企業や地元出版社で度々聞いてきた言葉だ。 "パワハラ"する人間は、何故かこの言葉を使いたがる。 何故なのか? 人間が社会で生きる以上、様々な"条件"を課せられる。 学校や会社には当然"決まり"があり、それ…

プロレス心理学43 奈良判定

アマチュアボクシングの山根会長の"パワハラ"問題が大きく取り沙汰されている。 俺が一番気になったのは、山根会長がかつてトップを勤めていたボクシング連盟の奈良県出身の選手に対して『勝たせるように』と八百長していたという話だ。 本当なら(事実っぽい…

プロレス心理学42 依存と自由

「忙しいから、あれ、やっといて!」 「俺の代わりに○○さんに言っといて?」 「あの話、代わりに止めて!」 俺はこの出版社で営業から都合良くコキ使われていた。 …そう言えば、かかって来たクレーム電話の対応を何故か俺に回された事もあったなぁ。 しかし…

RAIZN11 期待感

試合は、グラップリング能力の高さから、朝倉が主導で進む。 判定で朝倉カンナの勝ち。 …朝倉がグラウンドで決めきれなかった印象が深いなぁ。 また別の試合でキレいな一本勝ちをみたいなぁ。 軽量級の"エース"、堀口恭司はシュートの寝技師、扇久保と対戦。…

RAIZN11 RENA、リベンジなるか?

RAIZN11が開幕。 仕事から帰宅してすぐ観戦。生放送だ! "ジョシカク"が盛り上がってんな。 メインは正月に"奇跡"の一本勝ちで、女王(アトム級)になった朝倉カンナ vsリベンジを期すRENA。 RENAの入場曲が"クラッシュ"(新日の蝶野の入場曲)だ! 気合い入って…

プロレス心理学40 ヒールホールド(忙しい!)

誰にも"口癖"はあるはずだ。 思わず言ってしまう。 つい口から出てしまう。 いろんな場面で出てしまう。 そんな言葉があるはずだ。俺にもあるが、時期によって変わる。 今はなんだろう? 以前働いていた出版社の皆の口癖は、「忙しい!」だった。 「"忙しい"…

プロレス心理学39 Orienteering WITH Napalm Death

地元の出版社(広告)にバイトとして潜り込み、それなりに満足していた俺だったが、やはり不安と不満は絶えなかった。 それは金銭的なものだ。 つまり、『金が欲しい』である。 同い年の奴らはバンバン稼いでいる。 ボーナスなんかで車や時計などを買っている(…

プロレス心理学38 全否定

他人を制したい(支配)、自分の思い通りに動かしたい人間がよく使う手に、"全否定"(all nothing)がある。 「お前はダメだ。全部ダメなんだ!」 「だから、上手くいかないんだ!」 「その考え、やり方を全て改めないとダメだぞ!」 など、現在の方法、思考を全…

プロレス心理学37 居場所とself affirmation(自己肯定)

ブラック企業を辞めて地元浜松に戻って来た俺は、金は無いがそれなりに自由を感じていた。 前(34)に書いたように、無職で明日が見えない生活だったが、それは「仕事をしていないからだ!」と分かりきっていた。 (開き直り?) なので、当初の半年間、様々なア…

プロレス心理学36 絶対女王

以前、在籍していた出版会社に、何かにつけて「それ、絶対?」と聞いてくる女性がいた。 営業なのだが、会社側からの"指令"が伝わると、必ず「それ、絶対なの?」と同僚や俺達立場低い人間に必ず、確実性を求めてきた。 そんな事を俺に聞かれても、確証があ…

プロレス心理学35 best of Super嫉妬

「アイツが憎い!」 そんな嫉妬の感情が誰にでもあるはずだ。 自分と他人を比べ、足りない部分、持ち得ない部分を比べて強烈に羨ましがる。 『何でアイツばかりが持て囃されるんだ?』 『何でアイツだけが、"特別"なんだ?』 それは、その他人が自分に比べて…

プロレス心理学34 psychosocial deprivation(心理的剥奪)

例の"ブラック企業"を退職した俺は、地元(浜松)に戻った。 無職になったが、気持ちは軽かった。 それまで1日12時間勤務で、月の休みが2日ほど、という"名ばかり管理職"だった俺は、好きな時間に寝れて、好きなだけ自由に出来る生活が楽しかった。 …当初は……

プロレス心理学33 無言

俺は癇癪持ちである、と自分でも思う。 腹が立つとすぐにキレて、周囲に当たり散らす。 また、口も悪い。 年上だろうが、他人には不遜な態度をとり、舐めた言葉を吐く。 礼儀なと、糞喰らえだ。 いざとなれば、悪態を吐き、他人を怒鳴り、暴力的にさえなる。…

プロレス心理学32 "信じない者"も救われる

脳腫瘍の一度目と二度目の手術の間に、横浜の高名なサイバーナイフ(放射線治療)のクリニックに通った。 横浜市内のホテルに泊まり、一週間治療を受けた(地獄)。 そのホテルからクリニックまでの間を専属のタクシーで往復するのだが、その横浜市近郊にはたく…

プロレス心理学31 意地の証

自己ユーティリティの高い人間の特徴として、"非常に勇気が無い"、つまり度胸が無い、"意気地無し"というものがある。 何故か? 自己ユーティリティの高い人間は常に自分の良く知った人間としか交流を持たない。 だから、よく知らない他人、初めて会う人間を…

プロレス心理学29 2005年のプロレス回帰

少し困った友人がいる。 普段は物静かで、人当たりも良いのだが、その友人は人物に対する好嫌が激しい。 「アイツ、嫌いだな…」 「…アイツの話、納得できないな」 など、俺からすると些細な理由で仲間を嫌悪するのだ。 それだけでなく、「…なぁ?」とこちら…

プロレス心理学28 滅亡のアングル

自己ユーティリティの高い人間は、大きな矛盾を抱えて生きている。 人間は誰しも自由で、平等だ。 他者を傷付けない限り、何を言って、しても、考えても構わない。 自分も、自分以外と他人もそうだ。 自分と他人は"一緒"(ユーティリティ)だ。 だから、自分"…

プロレス心理学27 "プロレス"への誘い

前回の話(後輩小松)の続きのようになるが、そのブラック企業の部長もやはり意外なものが嫌いであった。 それは、スポーツ。 特に野球が大嫌いだった。 野球の何が嫌いなのか? その理由の一つを部長は『ストライク・ボールの判定』を挙げる。 野球の判定の多…

プロレス心理学26 リアルファイトへの"誘い"

ブラック企業に勤めていた際、ある後輩が出来た。 小松(仮名)というこの後輩。 先輩の俺には慇懃な態度を取っていたが、実際は俺を小馬鹿にし、下に見ているとんでもない後輩だった。 今でも頭に来る奴だったが、そんな小松が毛嫌いしていた物があった。 そ…

プロレス心理学25 猪木-アリ幻想(下)

モハメッド・アリと真剣勝負した猪木の功績、成果は計り知れない。 注目されるのは『日本のプロレスラーと闘ったアリ』や『アリと凡戦して引き分けた猪木』ではなく、 ✨『アリと闘った猪木』✨ という"カタチ"が残るからだ。 勝敗などどうでも良いのだ。 猪木…

プロレス心理学24 猪木-アリ幻想(中)

1960年代後半から、アメリカのボクシング業界、興行主らは高騰するボクサーのファイトマネーに苦慮していた。 ボクシング興行を行う。 ボクサーに支払うお金は上がるが、試合会場には限界があり、そこから得られるチケット代は変わらない。 テレビ中継も始ま…

プロレス心理学24 猪木-アリ幻想(上)

アントニオ猪木は"最強"のプロレスラーである。 それは余談を許さない。 間違いなく言い切れる。 彼の現役時代をほとんど知らない俺だが、『アントニオ猪木』というレスラーの偉大さは分かる。 猪木以降に、猪木を超えるレスラーは未だに現れていない。 猪木…

プロレス心理学23 マスク・ド・建前

以前、知り合いになった女性から気になる話を聞いたことがある。 その女性は市内にある会計事務所に勤めていた。 そこの所長(会計士)がなかなかワンマンな人間だったらしい。 ある日、その所長と仕事上の事で言い争いになった。"言い争い"と言ってもその女性…

プロレス心理学22 "善意"固め2

パワハラを行っている人には、悪意や罪悪感がない。 何故なら、自分は『良いことに(善意)を行っている』と思っているからだ。 自分に従い、自分を敬う事は"善"であり、 自分に従わず、自分を敬わない者はすべからく"悪"である。 だから、選手に悪質タックル…